この記事はこんな疑問をお持ちの人に向けて書いています。
- 副業は会社にバレるのか?
- 会社に黙って副業を始めたいけどバレない方法はない?
- 副業が会社にバレた時のリスクは?
副業を始めたいと考えている人が心配していることのひとつとして、「勤務先の会社にバレないか?」があるでしょう。
世間では副業を認める風潮ですが、それでも会社によっては副業を禁止しているところもあります。
中には会社に黙って副業をしている人も、多いのではないでしょうか。僕みたいに(;´∀`)
会社には知られずに副業をしたい、なぜ副業がバレてしまうのか、その対策方法などをお伝えしていきますね。
目次
副業を禁止する会社と副業を推進したい国の思惑
会社が副業を禁止する理由とは
僕は仕事を休職に追いやられるまでは管理職をしていました。
ですので、社長や経営陣の考え(会社の考え)を身近に肌で感じていたから、会社の言いたいことも理解していました。
ということで、まずは会社が副業を禁止したい理由について説明していきますね。
会社が副業を禁止する主な理由は次の3つでしょう。
1つ目:労務管理ができないこと
会社としては社員に健康的にバリバリ働いてほしい、そしてどんどん会社に貢献して利益をあげてほしいと考えています。
ところが、社員が本業とは別のところでガッツリと仕事をしていたら??
しかも、十分に休養ができずに本業のパフォーマンスが上がらなくなってしまったら??
これでは会社が望んでいることとは全く別の結果となってしまいますよね。
2つ目:自社の情報が流出してしまうこと
同業他社でコッソリと副業をすることで、自社のノウハウや知的財産がライバル会社に流出してしまう可能性があります。
本人には流出させようという気持ちはなくても、本業のことを何気なく話をしただけでも情報は漏れてしまいます。
こういった経緯で、情報が流出してしまうことに懸念をしています。
3つ目:社員が副業先へ引き抜かれること
会社が一番懸念していることは、社員が他社へ引き抜かれることなんです。
副業先の内部事情を知ってしまうことで、いろいろと比べてしまうんですよね(;´Д`)
本業より福利厚生や働き甲斐、就労環境などの内部事情がわかってしまいます。
何より給料が全然違った場合はこっちに移って働きたいと思ってしまいますよね。
副業は収入アップが目的のことが多いですから、給料がアップするのであれば転職する可能性が高くなります。
人材は今の時代は得難い財産なので、大事な社員に転職されてしまったら会社には大損失となってしまうんですよね(;´Д`)
そのため、会社としては副業を禁止しているところも多いんですね。
ひょっとしたら「うちの会社はそんなんじゃないよ」と感じるかもしれませんが、会社が社員を大事にしている想いってどこも同じじゃないかな、と僕は思っています。
国が副業を推進したい理由とは
国の考えとしては、副業を推進したいのです。
2017年に厚生労働省が発表した「働き方改革実行計画」には労働環境の改善を掲げつつ、下図のように副業・兼業を促進する内容が盛り込まれました。
「働き方改革実行計画」には主に次のような内容が記載されています。
・同一労働同一賃金
・時間外労働の上限規制
・柔軟な働き方
・女性・若者の活躍推進
・高齢者の就業促進
・外国人労働者の受け入れ
【参考】厚生労働省 【働き方改革実行計画(概要)】より
僕たちサラリーマンからすると、働き方改革って仕事とプライベートをしっかりと両立させるというイメージが強いですよね。
ですが国の本当の狙いは、国民には本業を定時で終わらせて、副業でどんどん働け!と言っているんですよ。(´-`).。oO 制度自体矛盾してるよな
その背景として、労働力人口の減少があります。
働く人が少なくなっている今の時代、働き方改革いう言葉で副業を推進して労働力不足を賄おうとしているんです。
それでも人材が足りないので外国人の労働者や、専業主婦、定年退職した人を労働市場に引っ張り出す政策を出したんですよね。
外国人技能実習制度という中身のない奴隷制度や、健康保険の扶養から外れる130万円の壁といわれる制度の緩和などが、よく知られるところですね。
そうまでしないと、現在の人手不足を改善できないほど深刻な状況となってきているのです。
このように、国が副業で働け!といっているので、僕たちは収入を増やす方法を考えて実践していきましょう(*´ω`*)
会社に内緒で副業をすることのデメリット
会社に副業をしていることがバレないか気が気でない
会社に内緒にしているということは、なんらかの事情があって伝えていないのでしょう。
副業が禁止されていたり、就業時間以外のことで詮索されたくない、といった理由で会社に副業を伝えない人の割合はなんと8割以上 (゜o゜;
調べていてビックリしました。。
参考 フリーランスガイド【副業を認めていない企業は3割以上!?正社員392人に副業に関するアンケート調査】より抜粋
僕も会社に内緒で副業をしていますが、理由は詮索され止めろとか言われると面倒という理由だったんですよね。
それだけの理由で伝えていないのですが、日々バレたらどうしよ。。という気持ちはありますね(;´Д`)
それで本業に支障が出ることはないですが、それでも気になってしまうのが心情です。
僕のようにふと気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
バレた時にペナルティがある
もしバレた場合のペナルティですが、どんなものがあるかお伝えしておきます。
まずは、会社に説明をさせられるでしょう。
どんな副業なのか、職種はなにか、副業に充てている時間はどれくらいか、本業への影響は、など根掘り葉掘り聞かれることは覚悟しましょう。
就業規則で副業禁止としている場合、他の従業員への影響もあるため処分なしとすることはないでしょう。
また、在宅ワークで本業時間中に副業をしていた、同業他社で業務をした、などは本業にも影響が大きいため、ペナルティも重くなる可能性もあります。
副業が会社にバレる最大の理由とは
税金関係
会社に副業がばれる最大の理由は税金関係で、特に住民税でバレることがあります。
住民税は会社が給料から控除し、本人に代わりって納税しています(特別徴収)。
副業をして収入が増えれば、住民税も増えることになります。
この時に徴収する税金の額に変動があると、会社が気付いてしまうのです。
ちなみに、所得税ではバレないの?と考える人もいるでしょう。
会社の給料の所得税計算は年末調整をすることで、扶養控除や保険料の控除をした後の所得金額から算出されます。
年末調整をして払いすぎた所得税が1月の給料と一緒に還付されますが、これは会社からの給料だけを計算した一時的なものなんですよね。
会社とは別の収入(副業収入)や、医療費控除や新規の住宅ローン控除、株などの配当などがある場合は、確定申告をすることで昨年のトータルの所得を算出して、最終的な所得税額が決まります。
この時に所得税の不足分がある場合は自分で直接納付をし、また払いすぎた所得税は確定申告時に指定した口座に税務署から還付されます。
このように所得税に関しては会社は一切関与しないので、バレることは基本的にはありません。
会社関係者に副業していることを話してしまう
この人なら他人に喋らないだろうと思って、副業のことをつい話してしまったことで、噂として広まってしまうことがあります。
会社が気付く前に自分から他人にバラしてしまっては、本末転倒ですよね(;´Д`)
信頼している会社関係の人であっても後々にバレてしまう可能性があるため、話すことはしない方がよいですね。
SNSへの投稿からバレる
副業をしていることをついついSNSに投稿してしまったことから、副業がバレてしまうケースがあります。
前述の会社関係者に話してしまうのと同様に、これくらいなら大丈夫だろう、という軽い気持ちでSNSに投稿することで、バレてしまうことはあります。
会社関係者がSNSから副業を知ってしまうこともあるので、安易にSNSへ投稿することは控えた方が無難ですね。
会社に副業がバレないようにする対策はこれ
住民税の徴収方法を普通徴収にする
副業がバレてしまう一番の理由が住民税であることをお伝えしました。
その対策として、住民税の徴収方法を変更するだけで、会社にバレるリスクをグッと減らすことができるんです(*´ω`*)
具体的には、住民税の徴収方法を普通徴収(自分で納付する)にすることなんですね。
それでは、住民税を普通徴収にする方法をお伝えしていきますね。
確定申告で提出する書類に第二表というものがあります。
第二表には所得(年収じゃあないですよ)や収入から控除する金額を記載しています。
この書類には、住民税の徴収方法を選択できる欄があります。
この欄に、住民税は「自分で納付」という欄があるので、ここに必ず!チェックをするようにします。
こうすることで、副業で得た収入分の住民税は普通徴収として、本人が直接支払うようにできるのです(*^^*)
参考として、第二表のどこであるかを示しました。
注意点として
副業で収入を得た場合、副業先から年末調整の書類を渡されるかもしれません。
ですが、年末調整ができるのは1社のみのため、本業の会社で年末調整を行うことになります。
そのため副業先から源泉徴収票をもらって本業の会社に渡すことで、年末調整をまとめて行うことができるのですね。
転職をした時の流れは『退職時の書類として源泉徴収票をもらい、転職先に入社時にその源泉徴収票を渡す』なんですが、同じですね。
まぁ、副業の収入は確定申告をするのが一般的なんですけどねバレちゃうので(;´Д`)
確定申告をしなくてもよいパターンとして、所得が20万円を超えない場合があります。
副業収入が少額の場合、確定申告をしない人も多いのですが、所得税の申告が不要なだけであって住民税には20万円未満とか関係ありません。
極端な話、住民税は1円でも収入があれば申告が必要なんですよΣ(゚Д゚)
このため住民税が無申告となってしまう人もいるので注意が必要です。
住民税の申告は、次の2つの方法で行う必要があります。
- 自分で役所に直接申告をする
役所へ提出する必要書類は『市・府民税申告書、マイナンバーカードの写し、源泉徴収票など』です。
※市町村で異なるので、詳しくはお住まいの役所に確認をしてくださいね。 - 確定申告をする
確定申告が不要な副業所得が20万円以下の場合でも、確定申告をすることで住民税の申告が完了します。
オススメの方法は確定申告をすることですね。
僕の場合、青色申告で65万円の所得控除をして収入を圧縮しているので、毎年確定申告をしています。
(´-`).。oO会計ソフトも使い慣れると、確定申告はそれほど手間でもないですよ。
副業がバレない対策をしても、絶対にバレないという保証はない
会社にバレずに副業をする方法をご紹介してきましたが、お伝えしなければいけないことがあります。それは、、、
バレないという保証はない(;´Д`)
ということです。
どんなに会社にバレない対策をしても、バレてしまう時はあります。
会社から了承を得て副業を行うのが一番のリスク対策ですが、それもできない事情もあるでしょう。
ですが、ネットビジネスのアフィリエイトは比較的バレにくいといわれています。
その理由は、、、
顔出しなし&名前出しなし(ニックネームあり)だから
なのでバレることがないんですよね。(´-`).。oO自分から話さなければ
ですので、僕たちは国の思惑にまんまと乗っかって、せっせと副業で収入を上げていきましょうね。
もし副業で稼ぐ方法に興味があればこちらにバッチシご紹介しています(*´ω`*)