ネットビジネスは詐欺の温床?騙されないための詐欺の見分け方

この記事はこんな疑問をお持ちの人に向けて書いています。
  • ネットビジネスってどんなビジネスなの??

  • ネットビジネスって詐欺が多いと聞くけど本当なの??

  • 詐欺かどうかを見分ける方法ってないの??
こんな疑問をお持ちの人は、ネットビジネスを始めるにあたり、わからないことがたくさんあっていろいろ調べることでしょう。

その時に「ネットビジネス 詐欺」「ネットビジネス 怪しい」といった評判を見たり聞いたりしたことはないですか。

実際にSNSやYouTubeの広告でも「スマホだけで稼げる」「1日10分で数万稼げる」などの広告が飛び交っているので見た人も多いと思います。

こういった広告をみたら「簡単に出来るんだ、楽に稼げそう」という印象をもってしまいますよね。

まさに、お金が欲しいと思っている人にとっては、飛びつきたくなっちゃいそうな内容です。

ですが!

そんな怪しい広告に飛びつくのはすごく危険で、詐欺に遭う可能性も高いです。

最近のニュースで、こういった『楽に稼げる』とか『大金が稼げる』という言葉に騙されて、振り込め詐欺などの特殊犯罪に加担してしまった人が大勢いるんです(;´Д`)

スマホやパソコンを使ったビジネスは、相手の顔も見えないことも多く、詐欺とは気付かずに被害に遭うこともあります。

そのためにも、ネットビジネスの詐欺の手口を知り、信用できるのかそれとも詐欺なのかを見分ける知識が重要です。

純粋にネットビジネスの有益な情報を発信しているコンテンツと、詐欺コンテンツを見分けられるよう、お伝えしていきますね。

最初にひとつだけお伝えすると、

ネットビジネスは簡単に大金は稼げない

ということを知っておくだけでも、詐欺に遭いにくくなりますよ。
目次

これ絶対怪しいやつ!ネットビジネス詐欺の手口を知って自己防衛をしよう

ネットビジネスが簡単に稼げないことは、先ほどお伝えしたとおりです。

例えばの話、次のようなことを想像してみてください(´-`).。oO

現実の世界で、全く知らないオッサンから

『たった10分で報酬3万円!今すぐ応募してください!』

と書かれたチラシをもらいました

さて、あなたは応募しますか?


絶対無視しますよね。

むしろどっかに連行されそうで恐いので、近寄らないですよね。

現実の世界では本能で危機回避が働いて、これは危険だ!と感じて近寄らなくなるのですが。。

ネットの世界になるとなぜか危機回避が働かなくなって、真実かそうでないかを見分けられなくなるんですね。

国民生活センターのサイトで、詐欺事例の手口がたくさん紹介されているので、いくつかをご紹介します。

【事案 31】インターネットを利用した副業契約の解約に関する紛争(23)

【事案 22】インターネットを利用した副業契約の解約に関する紛争(28)

【事案 6】サイドビジネス情報の解約に関する紛争(11)

【事案 15】起業家育成の講座受講契約に関する紛争(1)(2)

私もネットビジネスをしているので、皆さんが少しでも被害に遭わないように、詐欺の手口の見分け方についてお伝えしていきますね。

ネットビジネス詐欺の特徴1:お金をチラつかせる

ネットビジネスの詐欺では必ずと言っていいほど、お金をチラつかせています。

「楽に月10万円稼げる」「ワンクリックで1万円」など、お金が簡単に稼げるような言い回しをします。

事情があってお金が欲しい人は、わらにもすがる気持ちでいるため、その隙を巧みに突いてきているのです。

ネットビジネス詐欺の特徴2:簡単・手軽なことを強調

詐欺の場合は『簡単で、誰にでもできる』ことを誇張します。

そりゃ、難しくて10人中1人しかできない、と言ってしまうとハードルが高く感じで誰もやろうとしませんよね。

そのために『簡単・手軽に』というキーワードを強調しているんです。

このワードが出てくるかどうかが見分けるポイントになってきます。

ネットビジネスは参入はしやすいですが、成功するためには決して簡単ではないし、即効に稼げるものでもありません

ネットビジネス詐欺の特徴3:めっちゃ急かせる

『このキャンペーンは後◯時間で終わります!』のような画面は見たことあるでしょう。

期限が過ぎてしまったらもう入手できない、と希少性を匂わせて焦らそうとしています。

極端に短い時間の場合は、詳しく調べられると詐欺とバレてしまうので、その時間を与えないようにしているのです。

2,3日冷静に口コミや会社名などを調べると、必ずボロが出てくるので納得のいくまで調べてみましょう。

ネットビジネス詐欺の特徴4:確実に稼げると言う

未来は誰にもわかりません。

安全性の高い銀行金利や国債でも未来はどうなるかわからないです。

なのに、『確実に利益が出る』『絶対に儲かる』というキーワードを使うのは、明らかな誇張であり怪しいと疑ったほうがいいです。

特にネットビジネスは人によってスキルや、取り組める時間も、環境も違います。

個人の状況を無視して『儲かる』というには根拠がなさすぎており、詐欺と見分けるポイントになります。

ネットビジネス詐欺の特徴5消費者金融を利用させる

『ビジネスを始めるためには、初期投資として情報商材やシステムへの登録に今すぐお金が必要だ。
もし、今お金がなくてもすぐにビジネスで回収できるので、消費者金融で借りてください』

このような、非道徳的なこと言ってくることもあります。

消費者金融で借り入れをさせることは、確実に!詐欺なので、絶対に聞いてはいけません。



ついでに、消費者金融を利用するリスクについても説明もしておきますね。

消費者金融は金融機関の中では審査が緩く、初めての人は30万円くらいは簡単に借りることができます。

そのため、軽い気持ちで利用すると後々が非常に苦労することになります。

恥ずかしい話ですが、僕は過去に知り合いからの詐欺に遭い、150万円を超える金額を消費者金融から借金をした経験があります。(もう20年以上前ですが)

5つくらいの消費者金融から借金をしたのですが、借金総額が100万円を超えてくると消費者金融も貸し出し額が少なくなってくるんです。

つまり債務超過状態ですね。

そうなってしまうと、自力で抜け出すことは非常に困難になり人生詰みます。

お金を返しても借金額が全然減っていかない恐怖は、真っ暗な将来しかみえなかったのです。

結局僕はどうなったかというと、親に土下座して全額借りて返済をしました(T_T)


消費者金融の借金返済をシュミレーション計算すると、150万円の借金で金利だけでも1年目の返済額は約21万円になります。(期間は最長の6年で計算)

返済時は元本も含めて返済をするので、毎月約3万円以上返済しないとダメなんですね。

ここで、もう少し消費者金融の金利に触れていってみますね。

消費者金融の金利は3%~18%と範囲を広く表示しています。

理由は、利息制限法で借り入れ金額と利息が変動するためです。

【利息制限法での金利の一部】
・10万円未満 上限20%
・10~100万円未満 上限18%
・100万円以上 上限15%

続いていくつかの代表的な消費者金融の金利についてみてみます。

アコム・SMBCモビット‥‥‥3%~18%
レイク‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.5%~18.0%
プロミス‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.5%〜17.8%

この低金利の時代でも消費者金融の金利はめっちゃ高金利なんですよね。

ちなみに、クレジットカードのカードローンやキャッシングも、金利はめちゃくちゃ高くてだいたい15%くらいで設定していることが多いです。

金利18%で借り入れするとか、正常に判断が出来なくなってしまっていると考えて、信頼できる人に相談することをオススメします!


ところで契約しているクレジットカード会社から、「あなたは○○万円まで借り入れが可能です」といったメールを受けませんか?

あれは、クレジットカード会社の利益のため、高金利のカードローンを利用させる目的なので、軽い気持ちで使ってはいけませんよ。

ネットビジネス詐欺の特徴6対面で会うよう催促される

対面でビジネスの説明をするので時間を作って会いましょう、というのも詐欺によくある手段です。

理由は、逃げにくくすることと、断わりにくい雰囲気をつくること、考える時間を与えないことです。

怪しいと思っても、対面ではその場でネット検索もしにくくいため、雰囲気で契約してしまうケースがあります。

詐欺だった場合、いったん契約をしてしまうとクーリング・オフにも難癖をつけて応じてもらえなくなります。

クーリング・オフ期間を過ぎてしまった場合、お金を取り返すには裁判をするケースがほとんどですが、全額を取り戻せる可能性も低いです。

もし、対面で今すぐ契約しろと、など言われても決して応じずに、その場を逃げることを第一に考えるべきです。

なぜ詐欺に遭ってしまうのか、その原因を深堀りする

1.詐欺に遭いやすい人に見られるある特徴とは

ネットビジネスだけでなく詐欺全てにいえることですが、詐欺に遭いやすい人の傾向があります。

①詐欺への対策や知識がない人

詐欺の知識がなく騙されることに対して疑問を持たないため、詐欺と見分けることそのものが難しくなってしまいます。

良くいうと素直な人ですね。

詐欺対策の教育などを受けて、どういった行為が危険であるかを学んでいくことが大事となります。


②自分は詐欺には遭わない、詐欺なんて見破れると気軽に考えている人

このように思っている人ほど、要注意です。

企業では抜き打ちでフィッシングメールのテストをしますが、引っかかるという人は多いです。

それくらい、普段からめっちゃ注意している人でないと詐欺と見分けることは困難なのです。

そして詐欺の被害者となってしまった場合、本当に冷静な判断ができなくなってしまいます。

そのためには、SNSでDMが来たり、気になる広告をクリックするなど、普段とは違うことをする時には、本当に詐欺ではないかを疑うよう注意をしましょう。

③高齢の方(若い人より自分は詐欺に遭わないと思いがち)


高齢の方をターゲットとした特殊詐欺が多いのは、前述の①、②が若い人より強い傾向があるためです。

また、一人暮らしの高齢の方だと、たとえ家族からのお金の督促であったとしても連絡をもらったことが嬉しく、なんとかして助けてあげたいという心理が働いてしまいます。

そうなった場合は、思い込みも重なって詐欺との見分けが出来なくなってしまうんですよね。

そんな高齢の方の良心を逆手に取った卑劣な手段なのです。

些細なことであっても気になることがあった場合は、家族や知り合いに相談をするようにしましょう。

2.金銭欲が強い

SNSの広告などで「簡単に稼げる」「確実に高収入」といった言葉につられてしまうことが多いです。

なぜつられてしまうのか、その根本は「お金が欲しい」と思っているから。

副業をしてでも収入を増やしたい、生活が苦しいからお金が欲しい、こういった心理を詐欺師は突いてくるんですね。

簡単に稼げるようなことはないと思って、誘惑に対しては全て疑ってかかることが望ましいです。

3.少ない報酬を見せて信用させる

簡単に稼げる、という謳い文句の詐欺でよく使われるのが、見せ金を使う手法です。

例えば、『1クリックで報酬がもらえる』という詐欺を例に説明してみます。

最初は半信半疑だったが、クリックしたら本当に報酬が振り込まれた。

何度か実施して、少額だが簡単にお金を得ることができ、この話は本当だと信用してしまった。

その後、「もっと高収入のビジネスがあるからやらないか?」という連絡が詐欺師から来た。

すっかり信用していたため、『今回もきっと高収入が得られるだろう』と期待して契約してしまう。

このように一回見せ金を見せて信用させ、詐欺師の本当の目的である別ビジネスへ誘導されてしまったのです。

これに契約をしてしまうと「報酬を得るには専用ソフトの導入費用10万円が必要だ、ビジネスのやり方を講師が指導するから20万円必要」など、難癖をつけて高額な金銭が要求されます。

4.有名人や社長、資産家といった肩書を信じてしまう

人間って肩書に弱いんですよね。

芸能人、社長、資産家、霊能者など、肩書や権威のある人からSNSなどでビジネスへの勧誘をされ、つい信じてしまうのです。

芸能人や社長といった肩書がある人と知り合いっていうだけで『俺、年商10億円の社長と知り合いなんよね』と自慢しちゃいません?

『権威のある人と繋がっている俺ってスゲーだろ』って自分をよく見せたいという見栄が、詐欺との見分けを狂わせてしまっているんですよね。

その人の正体は、ネット上の文字だけのやり取りでは本物かどうか判断できません。

実際に会って、名刺をもらったとしても偽造名刺などはいくらでも作れます。

肩書や名刺だけで信用をすることはとても危険です。

まとめ

これまでネットビジネスでの詐欺についてお伝えしてきました。

詐欺は色んな手口で騙そうとしてきます。

詐欺師がどんな手口を使ってくるのかを知ることが、自分の身を守るためには必要なのです。

ですが、いざ自分自身が詐欺に遭ってしまっている状況になると、冷静に判断することが難しくなってしまいます。

そんな時は、公共の相談窓口や家族や友人に相談して、これ以上被害が広がらないように手を打ちましょう。

こちらのブログが少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです。


【参考ページ】
消費者庁 特殊詐欺等の消費者被害における心理・行動特性

警視庁 インターネット利用詐欺
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